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血液培養検査の迅速報告 開始のお知らせ

お知らせ

謹啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。このたび、血液培養検査で陽性の場合におきまして、菌種の迅速報告を開始いたします。

弊社では、先生方のご要望にお応えするため、検査技術の向上に努めてまいります。
今後ともご利用賜りますようお願い申し上げます。

 

内容:血液培養セット (VB1

血液培養で陽性の場合は、グラム染色所見の報告と寒天培地への培養を行います。翌日に発育したコロニーから質量分析装置による迅速同定検査を行い、菌種を報告いたします。

この工程により、従来に比べて1日~2日の同定検査の短縮報告が可能となります。

また、ご施設のアンチバイオグラムと併せて活用して頂くことにより、投与する抗菌薬選択の絞り込みが可能となります。

 

開始日:2024年61日(土) 報告分より

 

アンチバイオグラムとは

国、地域、動物病院ごとに分離された各種細菌に対する薬剤感受性結果を集計し、それぞれの菌種における各種抗菌薬についての感受性率をまとめたものです。地域あるいは動物病院により薬剤感受性率は異なるため、施設ごとに作成する必要があります。

 

 

アンチバイオグラム活用法

初期治療を開始するときは細菌培養の検査結果が出ていません。臨床症状、感染部位等から起炎菌を推定し、抗菌薬選択の際にアンチバイオグラムを活用します。例えば尿路感染症の起炎菌第1位は大腸菌です。上記のアンチバイオグラムによるとオルビフロキサシンによる治療の場合、大腸菌の20%が耐性です。2割が効かないと予測できれば、状態悪化時の対応が迅速にできます。

 

無料でアンチバイオグラムを作成いたします

作成には3ヶ月から1年間の微生物検査データの蓄積が必要となります。

詳しくはインフォメーションにお問い合わせ下さい。

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